水彩画用紙にはパルプとコットンの2種類があります。
一般的にパルプの方がお安いですし、売っているもののほとんどはパルプです。
コットン紙で有名なのはアルシュ(フランスの手漉きに近い製法でできたもの)ですが、とても高いです。ですが、発色が素晴らしく良いので私の作品はこちらを使っています。
私が描いたときに感じるのは、パルプは紙の表面に絵の具がのり、重ね塗りをすると前の絵の具が溶けながら次の絵の具を塗るように思えます。そうするとどんどん混色がすすみ彩度が落ちてくすんだ絵になりやすいな。。。と
コットン紙で描くと、感覚として繊維の中に絵の具の顔料の粒が落ちて層になる感じです。
一粒一粒の顔料が 発色していくようで塗り重ねても彩度が落ちにくいと感じます。これはあくまでも個人的な意見なので参考程度になさってくださいね。
最近は他のメーカーからもコットン紙が販売されています。価格もそんなに高くなく購入しやすいです。何回か試してみましたが私はアルシュの方が自分の表現にあっているかなと。
皆さんも是非 いろんな紙を試して自分の表現に合うものを見つけてみてくださいね。
私の大学の先生の言葉で「腕もないのに材料をけちるな」がいつも画材を買うときに頭をよぎります(笑)
また材料について 書いてみたいと思います。
つくば美術館 ムサビ校友会展示会 6/12(火)~17(日)
今週日曜日まで展示しています。よろしかったら見に来てください~
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